世間はガバナンスが効いたと言ってはいるが、その判断は正しかったか?

セブン&アイ ホールディングスの鈴木会長が退任した。

世間では取締役会のガバナンスが効いたなどと言っているが、私は違う見方をしている。

戦国時代の織田信長は、家格に応じた既定の働きしか発揮しえない譜代筆頭重臣の佐久間信盛を追放した。

これは、今回の井阪氏を解任するという鈴木会長の取締役会の決議行為に見て取れ、織田信長の佐久間追放に相通ずるものがあるというのが私の考えだ。戦国の武将は、既定の能力発揮のみでは新たな道が開けないのである。

戦国の武将達(国持ち大名)は、優れた部下の中から固定概念を打ち破る豊かな発想力と行動力のある侍にその経営資源を集中させ、戦国の世に生残りをかけて戦った。

織田信長の場合、そうした考えのもとに下から引き上げて行ったのが一浪人の明智光秀であったり、農民上がりの羽柴秀吉であった。いずれも底辺から這い上がってきた切れ者であり、器量人である。

さて、わが国のコンビニ業界は、いまや5万2千店舗を超え、本来の物販に銀行機能や納税機能、宅配機能が加わり、さらに高齢者の買い物支援や生活支援、安否確認にまで踏み込みつつある新たなコミュニティのイノベーションが到来する時機である(昨今のテレビ・コマーシャルや新聞記事を見ると、全国郵便局の2万4千局もその方向を目指しているものと思われ、すでに米国のIBMやアップルとAI開発に取り組み、今後大手のコンビニ店舗網と競合するであろう)。

そしてセブン&アイ ホールディングスは、資本系列のスーパーやデパート、専門大店などの自社資本ネットワークと先端ICT、AIをフルに活用し、オムニチャネルとして、”コミュニティ・イノベーションの全面展開”に突入しようとした矢先に、今回の最高指揮官離脱というアクシデントを起してしまったというのが、私の見解である。最高指揮官の退任はとても残念なことである。

鈴木氏の退場は、彼らにとってもまさに本能寺の変ほどのインパクトがあると同時に、取締役会の決議とそのガバナンス機能が本当に正しいものであったかどうか、数年後の成否にその究明を待ちたいと思う。

最後にイノベーションは多数決では生まれない。強力なリーダーがいてこそ初めてイノベーションは起きるものだ。それは歴史が証明している。κ歴史好きな人はこちらも見てね

*コンビニ・セブン・イレブンの部分最適化を自社全体の最適化に転換しようとしたのが鈴木氏のオムニ大作戦であった?ようだが、彼の引退後果たしてどうなることやら、他社を巻き込んだ新たな戦国時代がスタートしたようだ。

*地域コミュニティの景観にマッチした外観を持つデザイン性を重視した新店舗も各地に展開し始めた。κビジネスマン・ウーマンはこちらも見てね

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